「市町村」「生活圏」と「駅・市街地」

市町村

市町村

 自治体の最小単位であり、多くの人がアイデンティティを持つ地域の単位である「市町村」。
実際には政令指定都市は区でも分けるので、市町村区の単位となっています。
市町村単位で統計を見るのは自然な流れですが、市町村のサイズは様々です。
東京都武蔵野市、国立市、大阪市守口市、京都府向日市といった都市は、10k㎡前後の面積です。
この面積から逆算すると3km四方ほどのスケールで、日常的に動ける範囲と言えましょう。
しかしこうした都市は、全国的に見ると面積は狭いほうです。
近年は平成の大合併で周辺の複数の市町村を吸収合併し、面積は拡大しました。
最大の岐阜県高山市(2,177k㎡)は東京都ほどの面積ですが、今や1,000k㎡前後の市町村も多々あります。
面積は100倍ほど違いますが、30km四方ほどと考えると、かなり広いことが分かります。
そのため、見る市町村の面積や、その市町村がどういったエリアを含んでいるか(都市部だけなのか、山間部も含んでいるのか)に注意して見る必要があります。

生活圏

生活圏

最も小さな市町村のサイズに合わせた、同質性の高いエリアのまとまりを「生活圏」として設定しました。
日常的に回遊できるエリアを、都市部は2〜3km四方、面積は5〜10k㎡の、全国均一基準のエリア分けです。
(人口の少ない山村部はそれより広い面積になります)
東京都世田谷区と一括りに言っても、人口は90万人、下北沢から二子玉川まで同じ区です。
大阪府吹田市は、千里ニュータウンと吹田駅周辺では違うエリアと言えましょう。
京都府左京区は、京都大学や平安神宮を含みつつ、福井県と接する山間部も擁します。
こうした「一括りにできない市町村区を、より細かく見る」ために、生活圏を設定しました。
人口密度をはじめとした統計がくっきり適切に見えるよう、なるべく事業所や住宅が密集する都市部か、農地山林が広がるエリアで分けた他、古くからの市街地か、新興住宅地かでも分けています。
大都市部ではなるべく沿線ごとに分けました。
そのため、駅を中心とした商圏、回遊圏とは限りませんが、生活圏は同質性の高いエリアをまとめた、独自の地域区分です。
(首都圏、京阪神、中京圏、札幌、仙台、広島、福岡をカバー。順次全国の大都市をカバー予定)

駅・市街地

駅・市街地

地域の全体感や、住み心地(日常生活の全体像)は、市町村や生活圏単位で見ると良いですが、街の賑わいや、街で何が揃うのか、駅の拠点性や利便性といった情報は、面的な全体像ではなく、そのスポット(点)の詳しい情報が必要になります。
そこで、買い物と交通利便性を見るため、大都市部では駅を中心とした市街地を、地方都市では駅に囚われない古くからの中心地、市街地を含めて「駅・市街地」を用意しました。
(首都圏をカバー。その後は京阪神、中京圏、札幌、仙台、広島、福岡等の大都市をカバー予定)